簿記受験での失敗談『わからない分野は、残しておくな』

簿記は、定員が決まっている訳ではなく、基本的な部分をしっかり押さえておけば通りやすい試験なのですが、それでも失敗してしまうことがあります。
実際、僕も二級を受験したときに何回か落ちています。その経験から感じたことをまとめているので、参考にしてください。

わからない分野をそのままにしてしまった

二級では商業簿記に加えて、工業簿記が出題されますが、工業簿記の原価計算で、製造間接費を使用量に応じて配賦するという内容があります。ですが、この仕訳作業をどうしても覚えられず、受験前に『ここは捨てる!』と早々と捨ててしまいました。
というのも、この分野は、出題される機会はそれほどなく、ある意味賭けに出たのですが、実際の試験でその分野が出題されてしまい、第4問を丸々白紙で試験を終えてしまいました。

一応、他の設問が満点なら合格できたのですが、そもそも捨てるような分野がある人間が残り満点なはずもなく、結局、不合格となってしまいました(たぶん、点数は50点くらいだった気がします)。

苦手な分野はあったとしても、わからない分野はなくす

簿記試験の全ての分野を完全に理解できればいいのですが、どうしても苦手な分野は残るかもしれません。ですが、『まったくわからない分野はない』状態にする必要はあると思います。簿記試験は、試験範囲から満遍なく出題されるので、まったくわからない箇所があると、それだけで合格が遠のいてしまうと思います。
せめて、苦手な状態であれば、部分点を期待することができるので、基礎はしっかりとおさえておく必要があります。

仕訳をしっかりと理解する

それでは、基礎をしっかりさせるにはどうしたら良いか。これは、やはり仕訳をしっかりと理解することだと思います。三級の場合はとにかく基礎を、二級の場合は試験で出題されるような仕訳をやっておくことをオススメします。
また、工業簿記では、計算結果の数字のみの解答ですが、工業簿記においても材料から製品、売上原価までの流れを、しっかり仕訳で記述できるようにしておいてください。

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