学習スケジュール

勉強時間の目安ですが、150〜200時間と言われています。ですが、3級に比べて試験範囲も広くなりますし、計算問題の難易度も上がります。3級を詰め込みで合格した人が、同じように詰め込み中心で勉強すると本番の試験で失敗する可能性が高くなるので、しっかりと理解することを意識してください。

受験の際の前提知識

簿記2級の試験範囲は、簿記3級とは異なります。ですが、その土台となるのは簿記3級の内容です。つまり、簿記2級を受験する際には、前提として簿記3級の知識が必要になります。また、簿記2級は難易度がぐんと上がるので、例え直近に合格したとはいえ、簿記3級をしっかりと理解することを意識してください。

具体的には

  • 仕入と繰越商品の関係を説明できる
  • 損益勘定について計算、説明できる

これらを理解している=貸借対照表や損益計算書を理解していることにつながるので、これらが曖昧な方はしっかりと簿記3級の内容を振り返ってください。
また、簿記3級の過去問や練習問題を解いて、最低7割をコンスタントに取れれば、基礎的な部分は大丈夫だと思います。

教材

教材についても、基本的には市販のテキスト、問題集を使用しましょう。ただし、簿記の範囲に関して、平成28年度から大きな改訂が行われており、特に簿記2級に関しては、試験範囲が大きく変わっています。また、出題傾向も以前から変わっているので、安いからといって昔の教材を購入すると、必要な勉強ができなかったり、今の出題傾向についていけない可能性もあります。
ですので、テキスト、問題集は、できるだけ最新のものを購入してください。

1ヶ月目

上で述べた通り、簿記2級は3級をしっかりと理解していることが必要となるので、1ヶ月目の半分は、簿記3級の復習にあてましょう。3級を取得し、すぐに2級の勉強を開始した人も、念のため復習しておきましょう。

そして、おおよその復習ができたら2級の勉強に移りますが、2級では、商業簿記・工業簿記の二つがあります。商業簿記から始めるのが一般的な気がしますが、一日おきにでも同時に進めた方が忘れにくいように思えます。

また、2級であっても、仕訳が最重要となります。ですので、商業・工業共に仕訳問題はしっかりとできるようにしてください。

2ヶ月目

2ヶ月目となると、大分学習も進んでくると思いますので、問題演習に移りましょう。
問題集は市販の物で構いませんので、解く→採点→間違った点を再度解く、この流れを守っていけば大丈夫だと思います。

3ヶ月目

3ヶ月目は、3級と同様に、問題演習に時間を充てましょう。
また、3級に比べて、2級は格段に試験範囲が広くなるので、最初に学習していたことを忘れてしまいがちです。また、工業簿記では、いくつか公式を覚える必要があります。そういった点を満遍なくカバーするため、できるだけ多く問題を解くようにしましょう。
また、これも3級と同様に、時間を測って模試も行ってください。

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