簿記2級と3級の違い

簿記3級との違い

日商簿記3級では、主に商業簿記の知識が問われます。ですが、2級では商業簿記と工業簿記の二つが問われることになります。

商業簿記のポイント

最初に、商業簿記のポイントですが、最終的には貸借対照表や損益計算書の作成がゴールとなるので、基本的な考え方は簿記3級と同じです。ですが、簿記3級では主に自営業を対象とした簿記知識を扱っていますが、簿記2級では株式会社で必要となる簿記知識を学習するので、3級に比べて勉強の範囲や難易度が上がります。
例えば、減価償却の方法も3種類必要になりますし、四種類の有価証券が問題として出題されます。
そのため、3級の知識をベースとして2級の勉強を行うと考えた方が良いです。

工業簿記のポイント

簿記2級で初めて登場する工業簿記ですが、製品を作る際の原価を求めることと考えてください。
ですので、材料を仕入れがいくらなのか、人件費や光熱費がいくらなのか、また今月の完成品、仕掛品はどのくらいなのかといった項目を計算する内容が中心となります。
そのため、商業簿記との大きな違いは、知識以上に計算能力が求められます。

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