売上原価の意味と計算

簿記の試験で、必ず問われるのが、この売上原価の計算です。ですが、この売上原価という言葉、聞いたことのない人も多いかと思います。そこで、まずは売上原価という言葉の意味を確認してみましょう。

売上原価とは売上を発生させる、直接の基になったもの、いわゆる原価ということになります。また、業務形態によって、原価の形はことなります。ラーメン屋さんだったら麺やスープが該当しますし、スポーツジムのようなところだと、人件費が該当します。
そして、簿記3級では個人事業主のような業態を想定しているので、簿記3級においては『売上=仕入れた商品の販売額』となることから、『売上原価=販売した商品の価格=仕入』となります

さらに、面倒と思うかもしれませんが、この売上原価の計算に関して、期首商品がある場合と期首商品がない場合とで計算方法が異なります。そのためか、この売上原価の計算が苦手な方が多くいらっしゃいます。

と、ここで新しい『期首商品』という言葉が出てきました。
一体、期首商品とは何でしょうか。

期首とは会計年度の初めを指します。ですので、期首商品とは年度の初めにある商品、いわば前年の在庫を指します。この有無によって、売上原価の計算が異なるのですが、まずは期首商品がない場合から考えてみたいと思います。

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