【簿記3級】試算表は種類と解き方をしっかり覚えよう!
Yahoo知恵袋に、試算表についての質問を送っている人がいました。
簿記3級の問題集をやっていてわからない事がありました。
画像の現金(当座~売掛等)のTフォームで貸借の差額と9月1日の400,000を足して618,000にしたら答えは
400,000を足さない218,000でした。まとめるとなぜ1日の分を足したり足さなかったりしているのか?
どこで足したり足さない判断をすればいいのか?という事です。
わかり辛い説明ですがどなたかご教授願います。
試算表の解き方について混乱しているようですが、質問文から判断すると、問題文の意味と試算表の解き方を勘違いしているようです。
この方が添付した画像に、解答用紙もチラッと見えますが、そこから判断すると、残高試算表を作成する問題ですね。
試算表の違いをしっかりと把握しよう!
では、まず試算表の違いを確認しておきましょう。
合計試算表
⇒その期間の取引を集計し、借方の合計金額、貸方の合計金額を、それぞれの集計列に載せた試算表
残高試算表
⇒その期間の取引を集計し、借方・貸方の残高を計算して、残高がある方を記述した試算表
ですので、合計試算表の場合は、借方・貸方の両方に数字が載ることもありますが、残高試算表の場合は、借方・貸方、必ずどちらか一方のみに数字が載ります。
この区別をしっかりつけないと、せっかく正しい仕訳をしても、点数につながらない場合が多いので気をつけてください。
試算表を解く場合は、まずは勘定の仕訳から!
それでは、今回の智恵袋の問題にある現金勘定を使って、試算表の解き方を復習してみましょう。
まず、現金勘定はこのようになっています。
| 現金 | ||||
| 前月までの合計 | 1,600,000 | 前月までの合計 | 1,200,000 | |
| 当座預金 | 160,000 | 仕入 | 30,000 | |
| 発送費 | 12,000 | |||
| 給料 | 300,000 | |||
まず、一行目にある前月までの合計に注目すると、借方が1,600,000円、貸方が1,200,000円となっています。これは、8月までの現金取引を集計した数字と考えられます。
そして、残高試算表は残高を集計する必要があるので
借方:1,600,000円−貸方:1,200,000円=借方:400,000円
これが、解答用紙にある現金勘定の400,000となります。
次に、9月中の取引を仕訳すると
| 現金 | 160,000 | 当座預金 | 160,000 | |
| 仕入 | 30,000 | 現金 | 30,000 | |
| 発送費 | 12,000 | 現金 | 12,000 | |
| 給料 | 300,000 | 現金 | 300,000 |
となります。
ここで、9月中の現金勘定の残高を集計すると
借方:160,000円−貸方:342,000円=貸方:182,000円となります。
※現金は資産なので、常に残高は借方になりますが、ここでは9月中の取引のみを考えているので、貸方残高になっても、問題ありません。
さて、それでは、9月30日の残高を集計すると
借方:400,000円ー貸方:182,000円=借方:218,000円
このようになります。この結果、9月30日の現金勘定の残高は、借方:218,000円となります。
他の勘定も同様に集計するのですが、ここでは発送費を基に考えてみましょう。
発送費勘定は費用なので、借方に残高が現れます。解答用紙では、30,000という数字が見えるので、8月までの取引で30,000円の発送費が発生したと考えられます。そして、今回の試算表は『残高試算表』なので、貸方は0円となります。
先ほどの仕訳と9月1日の残高を基に、発送費の残高を集計すると
8月までの借方残高:30,000円+9月の借方残高:12,000円ー貸方残高:0円=借方:42,000円
このようになります。
そのため、発送費勘定の9月30日の残高は、借方:42,000円となります。
この智恵袋の質問では、1日の分を足したり足さなかったりする部分がわからないとありますが、実は全ての勘定で1日の分を足しています。正確には、借方、貸方両方で1日の分とその月の金額を集計し、その残高を求めているわけです。